お歳暮
冬の風物詩ともなっているお歳暮。歳暮は『年の暮れ』を意味する季語にもなっています。
一年間お世話になった方へ感謝の気持ちを贈るお歳暮は、お正月準備にとりかかる『正月事始め(12月13日)』から12月20日頃までに贈るのが良いとされています。
お歳暮の相場は3,000~5,000円程度。お中元は『上半期の感謝を伝える贈りもの』に対し、お歳暮は『一年の感謝を伝える贈りもの』になるのでお中元よりも、2~3割ほど高く設定する場合が多いようです。特にお歳暮は、一度贈って終わりという贈りものではなく毎年贈るギフトです。今年見栄を張ってあまりに高い品物を選んでしまうと、毎年贈るのが負担になるので無理のない金額の品物を選びましょう。
贈るものは、相手の好みや贈る時期、配送や直接渡すなどにもよりますが、お酒好きの方には、地方の銘酒やビール、お子さまがいるご家族であれば、ジュースやお菓子の詰め合わせなどが、日持ちもするので人気です。
お歳暮については、キミオクSNS 『12月13日は 正月事始め』でも取り上げています。
12月、、師走の忙しさからついお歳暮の準備を失念してしまったという方やお贈りしたい方のご都合でお渡しできなかったということもありますね。そのような時は、『お年賀』や『寒中御見舞い』として贈りましょう。
お年賀
「新年もよろしくお願いします」という気持ちを込めた贈り物です。ビジネスシーンでは、日頃お世話になっている得意先様や取引先、付き合いのある会社へ持参して、年始の仕事はじめに贈ります。
元旦から松の内(東日本1月7日、西日本1月15日)までに贈るのが一般的とされています。新年のごあいさつですから、年末に繰り上げたり、松の内を過ぎて贈ったりすることはありません。
また、お歳暮は配送も一般的ですが、お年賀は直接ごあいさつに伺った際に持参することも多いようです。
※松の内は、門松が飾られている期間をいい、お正月飾りを片付ける期間として使われる言葉です。東日本1月7日、西日本1月15日など、地域により少し違います。
👛お年賀の相場
一般的には3000円~5000円程度が相場です。
お歳暮を始めお年賀ギフトは、お世話になっている人への贈りものであるので、あまりに安すぎる品物を贈るのはかえって失礼になるので注意しましょう。反対に、あまりに高すぎる品物を贈るのも相手に気を遣わせてしまうので気をつけておきたいところです。
また、年始に気軽な間柄の友人宅に遊びに行く機会がある場合、気を遣わせない1,000円程度のお年賀を持参するのもおすすめです。
お年賀については、キミオクSNS 『1月6日は 松の内』でも取り上げています。
寒中御見舞い
1年で最も寒いとされる時期、すなわち松の内(東日本1月7日、西日本1月15日)が明けてから暦の上で春を迎える立春(2月4日頃)までの間に贈る季節のご挨拶です。日頃お世話になっているお礼の気持ちや喪中などのご事情でお年賀でご挨拶ができなかった方へ寒中御見舞いを贈ります。
贈るものや相手にもよりますが、寒中見舞いは、現在では配送で贈るのことが多いようです。
相手のお好みや家族構成、ご事情を思い浮かべ、ちょっと贅沢なグルメをお贈りするのもいいですね。
それでも贈ることができなかった場合は、、、まだ冬のごあいさつ、間に合います!
『余寒御見舞い』で贈ります。(暑中見舞いは時期を過ぎると残暑見舞いになりますが、寒中見舞いは『余寒見舞い』となります。)
余寒御見舞い
立春(2月4日ごろ)を過ぎてから、厳密な期間はありませんが、おおむね2月末ごろまで(寒い地域でも3月上旬頃までには贈りましょう)
まだ寒さの厳しいこの時季に合った銘菓をお選びするもの粋です。
年末年始の特別な日に、「今年一年ありがとうございました」のお世話になったお礼と感謝の気持ちや「本年もどうぞよろしくお願いします」の新年のご挨拶の気持ちを込めて、贈る方が笑顔になっていただけるような時間をお届けできたらいいですね。
この記事へのコメントはありません。